青海珈琲 TOC有明店

青海珈琲 TOC有明店

https://www.aomi-coffee.jp/

世界中からよりすぐりのコーヒー豆を集め、J.C.Q.A.認定生豆鑑定マスター資格取得者の監修のもと、スペシャルティコーヒーをはじめ30種類以上もの煎りたてのコーヒーを提供されている青海珈琲様。こだわりのコーヒーとフードに加え、新ブランドZummoのフレッシュジューサーをいち早く導入いただいたTOC有明店をお訪ねして、マネージャー 永田様、店主 中水流様にお話を伺いました。 

ブランドの誕生

開業当初は焙煎所が始まりだったという青海珈琲。そのきっかけについて教えてください。

青海地区にある本店が第一号店で、もともと倉庫街で業務用コーヒーの焙煎所としてスタートしました。コーヒーは焙煎すると、淹れたときとはまた違う香ばしい香りが広がります。その香りに誘われて、「何だろう?」と次々覗きに来てくださった、お近くの方々にも豆やコーヒーの提供を始めたところから、現在の青海珈琲が生まれました。

意外かもしれないですが、系列店の「スイーツパラダイス(以下スイパラ)」が前身。現在も、青海珈琲がスイパラ全店にオリジナルのコーヒーを焙煎して供給しています。

大切にされていること

青海珈琲ならではの、こだわりのポイントは何でしょう? 

青海珈琲では、やはり「焼きたて」が特徴だと思っています。最近色々なスペシャルティコーヒーがありますが、うちのおすすめは焼きたて。新鮮な焼きたてコーヒーだけの、ハンドドリップでふんわり膨らむ豆の様子を体験していただきたい。なので焙煎機完備の店舗では、販売用の豆をその場で焙煎することも。焼き置きの豆でも数日程度、ドリップバックも店舗で焼いて手詰めしています。大手ではなかなか難しい、そんな手作り感のある新鮮さが売りですね。

手作り感といえば、会計のお賽銭箱や回数券代わりの「青海コイン」も。最近ではニュースマガジン「青海通信」の発行も始めたり、お客様と一緒に楽しめるような遊び心や仕掛けがいろいろあるのも青海珈琲らしさかもしれないですね。

TOC有明店について

現在、都内に7店舗を展開されています。その中でTOC有明店はどんな存在でしょう?

路面店の他店と異なり、TOC有明店はオフィスビル内という立地。ここ以外の6店舗はすべて焙煎機を備え、コーヒー豆の販売がメインですが、当店ではフードやスイーツもかなり充実しています。全店で人気のコーヒーを隠し味に込んだカレーだけでなく、ランチのおにぎり、豚汁セットやスムージーなど、有明店から広がったメニューも。他ブランドも含めた実験店舗的な役割も担っています。

オフィスビルという場所柄、お客さまもリピーター中心。一日何度も足を運んでくださる方もいらっしゃって、新メニューへの反応なども生のお声を聴きやすい環境です。

導入の経緯と歴史

業務用コーヒーマシンではWMF 1500S+、そして全店初の業務用フレッシュジューサー Zummo Z14を採用いただいています。導入の経緯や決め手になったポイントを伺えますか。

青海珈琲のこだわりでもあるとおり、販売用の豆はハンドドリップがメイン。しかしラテメニューは、おいしさにこだわるとやはりエスプレッソマシンでした。

WMF 1500S+では、カフェラテやカフェモカを提供しています。業務用コーヒーマシンをいくつも検討した中で、抽出の速さとミルクの泡立ちの品質が、全然違うと感じましたね。

そんな中、コーヒーマシンの検討でSEB Professionalのショールームを訪れて見つけたのがZummo Z14。最近駅などで、生絞りオレンジジュースの自販機をよく見ますよね。それで気になっていたところ試飲もおいしく、系列店のスイパラ関連でオレンジの契約農園を持っていたことも後押しして、実験店舗のTOC青海店で試してみたい、とスムーズに導入が決まりました。

現場・お客様の声

業務用コーヒーマシンはもう数年、新しいフレッシュジューサーも導入からしばらくたちます。スタッフの皆様やお客様からの、反応・お声について教えてください。

コーヒーマシンの方は、ラテメニューのミルクのきめ細かさがお客さまに喜ばれています。リピーターの方がご友人や会社の方をお連れくださって、「ここのラテの泡立ちはすごいよ~」と、お客様みずからご紹介くださることも(笑)。ランチセットも追加料金でラテにできますし、スイーツと一緒に楽しまれる方もいてラテは人気メニューです。

初めて飲んだ方が「おいしい!」と驚かれるのが生絞りオレンジジュース。フレッシュオレンジ100%だけの甘さと香りと風味があって、既にリピーターが多数。マイボトルで大量購入してくださるほどお気に入りの方も。実は系列店の運営会社も同じビル内にあるのですが、本社スタッフもオレンジジュースをよくオーダーしているようです。

フレッシュジューサーは初めてでしたが、稼働トラブルもなし。設定は変更しやすく、提供もスムーズでお客様をお待たせしません。メンテナンスについても、シンプルで構造が分かりやすいのですぐに覚えられ、今ではスタッフ全員が分解洗浄できます。まだまだ暑い時期が続くので、フレッシュオレンジジュースの人気が続きそうですね。

今後の展望

今後の新しいお取り組みなどについてお聞かせください。

フードは夏向きのパスタや冷麺、秋には旬の味覚を取り入れて、季節に合わせたメニューが順次登場します。イートインのコーヒーも、購入時の豆選びの参考になるよう、一年を通じて豆を入れ替えています。各店舗でセレクトしているので、ぜひ色々試していただけたら。

春にはハンバーガーを中心とした新業態、「キッチン青海珈琲」がオープンしました。ここでも回数券の青海コインを使えるようになっていて、常連の方にも、新しいお客様にも楽しんでいただける愛される店舗にしていきたいですね。

現在は、新店舗「キッチン青海珈琲」に移られて店主を務める中水流さん。永田さんの手掛けるこだわり焙煎のコーヒーとともに、青海珈琲が提案するおいしさの世界は、これからさらに広がっていきそうです。